「第3回世界大正琴交流大会琴リンピック2020イン新潟」開催延期のお知らせ

今年8月に開催予定しておりました「琴リンピック」は、残念ながら開催を延期させて頂くことになりました。今年1月の時点では、海外から100名以上の参加が確定しており、また、県外からも複数のグループから参加の意向が来ておりました。この全世界を巻き込む新型コロナウイルス感染騒動により、新潟への渡航を断念する海外からの参加校が相次ぎ、4月時点ではほぼ全滅。国内だけで開催し、海外組はビデオで参加という形式も考えましたが、県外からの参加も見合わせるグループがでてきたので、開催日の3ヶ月前となるこの時期に琴リンピック実行委員会として延期の発表をせざるをえない状況となりました。海外の学校が参加できるのは夏休みです。来年の夏に計画しましたが会場がどこも取れず、やむを得ず、2年後の2022年夏に開催することになりました。開催日は、来年1月に決定します。「大正琴は、日本人が日本人のために作った唯一の楽器であり、高齢化している大正琴の担い手を若い人達や海外の子供達に広めたいという考えを形にしたのが、世界大正琴交流大会琴リンピック」です。開催まで、一番の目的である、大正琴を世界中に拡めようという運動を推進していこうと思います。
その考えに賛同し、今回来県予定だった海外の参加校とは、インターネットを通じて今まで同様連絡を取り合いながらやっていこうと思っています。また、実行委員会には6年経った今でも全国から不用になった大正琴がどんどん送られて来ています。それを再生して世界中の子供達にプレゼントして、大正琴の魅力をアピールし、日本国内でも大正琴が忘れ去られないようにいろいろな運動を展開していこうと思います。今後もどうか宜しくお願い致します。世界中の子供達が興味を持ち、自国の曲を大正琴で表現したり、日本のアニメ曲の演奏に挑戦したりして楽しんでいます。その子供達が使っている大正琴、全国から送られて来た大正琴、5月現在、729台集まり、336台が海外にお嫁に行っています。また、琴リンピック開催時の海外の子供達の新潟滞在費の一部に充てようという募金活動も続けております。1000円の募金に対し、大正琴の音色と演奏曲の幅広いジャンルを知って頂くため、大正琴のＣＤ（演奏：琴源）を1枚（11曲入り）お礼に差し上げています。今ではそのＣＤの種類が25集となりました。来年からは、大正琴愛好者のモチベーションをあげ、元気になってもらい、皆さんと新潟各地で巡回コンサートを開き、同時に琴リンピック募金もお願いし、大正琴の魅力を広くアピールしたいと思います。どうかご協力をお願い致します。

2020年5月　
「大正琴を世界に拡げよう運動」琴リンピック実行委員長　琴源（金子 秀樹）